水原市の桜の名所はイ・サンが作った貯水池
桜が満開なので、「水原市2018年版春花が美しい12大名所」のひとつ、萬石公園をのぞいてきました。
경기도 수원시 장안구 송죽동 361-1
キョンギ道 スウォン市 チャンアン区 ソンジュクドン
アクセス : 華西駅(화서역)からタクシー、水原KTウィズパーク(水原総合運動場野球場)西側出口から徒歩
周辺観光施設 : 迎華亭・ktウィズパーク
萬石公園は萬石渠という貯水池をメインとした公園で、北東側には野外音楽堂、東側には迎華亭、南側には図書館などがある地元住民の憩いの場。
萬石渠は凶年に困窮した民の生活を気づかって、正祖大王(イ・サン大王)の指示で 1794年に築造された貯水池。
2年後の1月、貯水池により米の生産量が1萬席も増産されたとし、正祖大王によって萬石渠と命名されました。
1936年の日帝強制占領時「日王貯水池」と呼ばれることになり、2008年に名称変更したにも関わらず、今までその名がそのまま維持され、現在でも萬石公園北側の交差点は일왕삼거리(日王三叉路)という名が残っています。
萬石渠周辺は、正祖大王の改革的農地として歴史ある場所ですが、近代の都市化によりその姿がほぼ消えてしまい、萬石渠だけがかすかにその当時を物語っています。
韓国ドラマ「イ・サン」で出てくる萬石渠
ドラマ「イ・サン」で、萬石渠のお話はこのシーン↑。
華城を作る際、水原エリアで貯水池の計画を練る正祖大王たちの様子です。
字幕にある松竹(송죽)は今でもある地域名で、ソウルと華城の間に位置する↓の赤い枠の部分。
そして、眞木川(진목천)なんだけど、これが曲者
現在は残ってないんですって。
昔は水原市の北側に位置してたらしいんですが、情報があまりにも少ない
そして、正祖大王がこう答えました、「民のための貯水池が作れる」。
この「貯水池」が「萬石渠」のことです。
この萬石渠の周辺を整備し、農地にし、市民の収入源を確保しようとしたそうです。
昔の萬石渠は、今の3倍の大きさがあったらしいんですが、今では埋め立てられ、駐車場や体育館などになりました。
また、周辺も大きなマンションなどの開発などで、朝鮮後期最大の農業文化遺跡が崩壊状態。
民想いの王の遺産が、消えてくのは寂しいですね。
現代の萬石渠はお花見の名所
この日の夜、雨が降ったから、すっごい曇り空
猫も一緒に記念撮影☆
つくしも生えて、
大きな鳥も居て、
あれ?桜の花が丸ごと落ちてる
ちなみにここ、鳥の楽園。
渡り鳥も飛来してくるそうです。
夏の萬石公園↓
萬石公園にある「迎華亭」↓
毎月5~9月は25分間の噴水ショーも楽しめます
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