「韓服を着たら古宮は入場無料」が今後適用しなくなる韓服も出てくる？
最近、KBSニュースを見て驚きました。
「전통한복만 무료?…고궁 입장료 ‘공방’（伝統韓服だけ無料?…古宮入場料 ‘攻防’）」というニュースは、「若い子に人気のキラキラ華やかな韓服（いわゆるテーマ韓服、改良韓服、フュージョン韓服）が今後入場無料の特典を受けれなくなるかも」というニュースでした。
ニュースの概要
2013年始まった「韓服を着れば古宮に無料入場する制度」は、去年だけでも63万人が利用したそうです。
観光客にも嬉しいこんな制度ですが、ソウル市鍾路区では「伝統韓服ではない、改良韓服は対象から除外しよう」という話がでているそう。
日本人にとっては、キラキラレースの韓服だって韓服じゃん！って思うんですが、あまりにも改良されまくって、韓服から逸脱してる流れがあるから、それを止めようとしてる思惑も・・・。
景福宮などソウル都心の古宮は韓服を着て行くと入場料を兔除してくれています。
これは、私たち固有の文化を守り、楽しむ趣旨で実施しているのですが、最近、ソウルの鍾路区が改良韓服にはこういう恩恵を与えてはいけないのではという見解を出して韓服業界では少し混乱が起こっています。
実際、古宮にいた観光客を撮影すると、袖にはレース、金箔やスパンコールまでつけ、ドレスのように派手な韓服を身にまとった人がたくさん。
伝統衣装からはかけ離れたその姿は、もはや韓服ではないという意見があります。
ただ、韓服レンタル業者からしたら大迷惑な話で「伝統ではなく、遊ぶ文化の為の服。
理解してほしい」と訴えているそう。
（KBSニュースより（monmon的に勝手に文言を前後し訳しています））
韓服レンタル業者は「観光客は派手な衣装を好む」と主張し、国の機関の文化財庁長は鍾路区の主張に困惑気味。
そして、「古宮の無料入場規制」のルールには「宮廷の品格にふさわしい韓服の着用をお勧めします」という条項が新たに追加されているそう。
宮廷の品格にふさわしい韓服って？
もともと伝統的な韓服って
こんな感じ。
レースは無く、華やかに見せるのは刺繍がメイン。
長袖だし、ロングスカートだし、おしとやかな女性らしい感じですよね。
特典を受けれなくなりそうな韓服「改良韓服」って？
レースがあったり、腰後ろに長ーいリボンがあったり、半袖や短いスカートや、ウェディングドレスのようにレースの冠がある服も
ドレスみたいで、コスプレ感満載で、非日常を味わうのにはとても良いですよね。
そして、私が購入を検討してた生活韓服も対象外になるんですって。
生活韓服は、本当に普段着に近い韓服。
「これで電車に乗れて、古宮が無料ならすごい良いな」って思ってたのに
派手な韓服が全面的にダメになったら、ちょっと残念ですね。
水原華城の場合は
ちなみに、水原華城は「韓服着たら無料」や「韓服着たら飲食店割引」という制度は導入していません。
水原市は独自の、「カカオチングの登録での無料」や、水原華城文化祭（水原最大のお祭り）や旧正月、秋夕の当日に入場無料というシステムなので、万人向けなんですよね。
水原市としては、このニュースは無関係♪って感じです。
