登録文化財688号の京畿道庁舎旧館.
京畿道の桜祭りのついでに、登録文化財に登録されている建物を見てきました。
경기도 수원시 팔달구 고등동 42-85
キョンギ道 スウォン市 パルタル区 コドゥンドン
アクセス : 水原駅(수원역)からタクシーor徒歩25分
周辺観光施設 : グッドモーニングハウス
オフィシャルHP : www.gg.go.kr
営業時間 : 一般開放無し
定休日 : -
TEL : 031-120
駐車場 : あり
ソウルを取り囲むように位置する京畿道(日本では神奈川・埼玉・千葉・山梨のようなもの)。
京畿道は、全国で一番人口が多い道らしく、ソウルの地価が高騰する昨今、更に人口が増加中。
1946年、京城府がソウル特別市に昇格し京畿道から外れたことにより、ソウルにあった道庁の移転が必要となりました。
そして、当時 周辺都市(特に仁川市)との激しい競争の末、水原市が道庁誘致に勝利し、
1967年ソウル光化門から水原市に移転してきました。
その時の建物が、登録文化財688号に認定されてるそうです。
(仁川市はその後すねて京畿道から外れ、広域市へなりました)
その建物がこれ↓
1967年6月23日築、京畿道庁の旧館。
韓国第一世代の現代建築家として活動していたキム・フィチュン氏(김희춘1915〜1933)とナ サンジン氏(나상진1923〜1973)の共同設計作品。
解放後に作られた1960年代の建築物が国内にはほとんど残っておらず、1960年代の韓国建築界をリードしていたモダニズムのデザインの価値ある建物として評価されました。
建物全体を上から見ると「口」型になっており、中庭を保有し、屋上は船の構造になってるらしく、ここの風水地理的特徴を取り入れたんですって。
エントランスまで、入ってみると
隣には警備員が立ってるし、厳重で新しいセキュリティシステム。
建物内の雰囲気は、日本でいう古い市役所みたいな感じでした。
そんな道庁の敷地には、
ヤギがいたり、
うさぎ・モルモットがいたり。
住み始めの頃、「人口110万人越えの水原市はなぜ広域市にならないんだろう?」と不思議でした。
でも、道庁を誘致し、道庁があるからこそ、広域市にならないプライドがあったんですね。
2020年には道庁が光教(수원시 영통구 이의동 184)に移る為、新庁舎を建設中です。
お引越ししたら、この建物たちが一般開放されると良いな。
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