登録文化財第597号の「旧水原文化館」と598号の「旧水原市庁舎」で昔の水原を感じる

새해 복 많이 받으세요~☆
あけましておめでとうございます。
完全帰国し、今年は久しぶりの日本でのお正月♪
イオンでは獅子舞が練り歩き、人気の福袋は争奪戦で、日本の正月のほうが賑やかですね。
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

さてさて、水原駅から八達門経由で華城行宮に向かうバスに乗ると、昔 栄えた「郷校路」エリアを通り過ぎます。新年を迎えた今、バスの左側の窓から見える昔の水原を覗いてみましょう。

구수원문화원&구수원시청사/ク スウォンムナウォン&ク スウォンシチョンサ(旧 水原文化館&旧 水原市庁舎)
所在地 : 京畿道 水原市 八達区 校洞 74-1 家族女性会館
      경기도 수원시 팔달구 교동 74-1 가족여성회관
      キョンギ道 スウォン市 パルタル区 キョドン
アクセス : 水原駅(수원역)からタクシーor徒歩
       八達門から徒歩
周辺観光施設 : 旧富國園・水原郷校・南門ロデオ通り・京畿道庁・
         工房通り八達門チキン通り八達寺
オフィシャルHP :旧水原市庁舎旧水原文化館
TEL    : 031-259-9832
駐車場   : 有り

 

バス通りに面する近代的建造物2つです。

구수원시청사/ク スウォンシチョンサ(旧 水原市庁舎)

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2014年9月1日登録文化財第598号に指定された「旧水原市庁舎」は、1954年10月27日着工し、1956年に竣工した石造建物。敷地面積3,276㎡、建築面積662㎡、延べ面積984.54㎡。当初は水原市役所として使用し、 1986年から水原市勧善区役所庁舎となり、現在水原市家族女性会館になっている。 勧善区役所時代は、屋上層に仮設の建物を増築したが、現在は撤去されている。

鉄筋コンクリート構造、中央玄関出入口を中心に両端がちょっと飛び出しているE字に似た形になっており、 窓は縦で長くして垂直性を強調し、垂直性と水平性を強調したモダニズムを取り入れた姿になっている。柱の太さを下は狭くて上が広く作るなど一部変形を加え、 建物後ろでは階段室が残っており、4個の煙突を一定の間隔で配置している。

現在は内部空間の活用度を高めるために両端の玄関は閉鎖している。

1950年代に建設した官公署建物としては、当時の官公署建築の時代的様式をよく見せてくれる資料として建築士的意味を持つ。 外見は原型を維持しているが、一部空間に漏水現象などがあり、部分的な補修工事が必要な状況である。

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写真日本にひょこっとあっても違和感のないような重厚感のある建物。
今は家族女性会館として使用されてて、水原市民でもここに縁がある人は少ないのが残念なところ。
旧富國園みたいに全面開放してくれればいいのになぁ。

←旧富國園にあった「旧水原市庁舎の落成式」の様子。

 

 

구수원문화원/ク スウォンムナウォン(旧 水原文化館)

旧水原市庁舎の敷地にある「旧水原文化館」。赤レンガが素敵な建物。

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日本金融業の形態である無尽事業をする金融会社の「조선중앙무진회사(朝鮮中央無尽会社)」の水原エリアの社屋として建てられた日帝時代の赤レンガ2階建て建物。 登録文化財第597号。

建立時期は1920年代末や1930年代初めに推定されるが、土地取引内訳を記録した閉鎖登記簿に現れた旗燭を考慮すると、1942年以後の可能性もあり詳しいところは不明。

建築面積は186.64㎡、延べ面積は370.24㎡。地上2階の赤レンガ建築物。 外観は正方形に近い形で設計され、1956年の写真を見ると屋根に煙突があったようだ。 窓やモールディングには植物のつるのアールデコ様式の装飾が見られる。6·25戦争が終わった1953年水原市に所有権が移り、1956年まで水原市役所の臨時庁舎として使用、その後1958年までは水原市役所別館として活用された。 現在、建物1階は家族女性会館の文化教室の講義室として使用され、2階は水原市の歴史及び関連した遺物を展示した展示室がある。

日帝時代の建物なので、旧富國園と雰囲気が似てるんですね。

無尽って馴染みの無い言葉だったのですが、1962年2月、韓国無尽は中央無尽を吸収統合し、6月もう一社の無尽も吸収して国民銀行が誕生したそうです。ここの朝鮮中央無尽会社がつながるかは不明ですが、今の国民銀行は無尽と深い関わりがあると思うと、ちょっと親近感を感じますね。