韓国のカルメ焼きって、ポッキなの?タルゴナなの?
今日は、二俣川にある運転免許試験場に行ってきました。
母が「一時停止のところで徐行した」ということで、違反切符&臨時認知機能検査の指示があったからです。
切符を切られた道は、もう何十年も前から警察の点数稼ぎに使われてるところ。今、高齢者をたくさん摘発する為にいろんなところで切符を切っているみたいです。
同じ試験を受けた人の中には
・赤信号で止まっていたら、横断歩道にいたスマホを見てた歩行者が同じ方向に1歩 踏み出したため、車を一瞬動かし停止線を越えてしまった。(もちろんすぐ停止した)
・横断歩道で歩行者を優先しなかった
と、高齢者でなくても十分違反してしまいそうな事例ばかり。
みなさん、大切なお金を取られないように気を付けましょうね(><)
さて、今日は、去年日本でも流行った「タルゴナコーヒー」の言葉に使われている「タルゴナ」のお話です。
コトの発端はこの写真から
以前の水原のお祭りでの写真。
綿あめ屋さんの、左の白い段にある串に刺さった茶色の物体。
なんだと思いますか?

もんもん
日本では見ないもの。
なんだろ? って思ってたら

もんもん旦那
え? ぽっき? ポッキー?

もんもん旦那
あぁ、これかぁ。確かにこのお菓子の中身と色が一緒だぁ。(↓袋から出した状態)
カルメ焼きって韓国にもあったんだぁ。
カルメ焼きって韓国語では뽑기(ポpキ)っていうんだね^^
あれ? ちょっとまって。昨年日本でも話題になった「タルゴナ」って・・・

もんもん
韓国お菓子に「달고나(タルゴナ)、韓国のカルメ焼き」って書いてあるよ。

뽑기(ポpキ)ってなに?

もんもん旦那
「お祭りの写真はポpキ」で「タルゴナ」? 「お菓子のタルゴナ」じゃなくて「昔のタルゴナ」?
そこからもんもんの「?」が飛びまくりになったのでした。
※ポpキは以下ポッキと称します
ポッキとタルゴナ、似てるけど違う物、違うけど似てる物
もんもん旦那の小学生時代の「뽑기/ポッキ(型抜き)」と「달고나/タルゴナ(カルメ焼き)」
もんもん旦那の小学校時代(1970年後半~1980年前半)、ソウル瑞草区&中区でのお話です。
「不良食べ物」と言われる物の中にポッキもタルゴナも位置付けられてて、2帖くらいのテント小屋でポッキもタルゴナも売られていたそうです。
もんもん旦那が学校帰りにそのお店に寄ると、中のアジュモニが

アジュモニ
と聞き、子供たちは好きなほうを選びました。
ポッキを選ぶと、
①材料:白砂糖と炭酸水素ナトリウム(重曹)で
②まさに日本でいう膨らまないカルメ焼きを作り
③固まらないうちに鉄板の上でぺったんこにして
④クッキー作るような型で模様をつけて(これはまさに昔日本のお祭りで良く見た型抜き!日本も昔は茶色でしたが、日本の今はピンクなんですね↓)
⑤子供たちは型抜きし、型抜きが成功すると1つおまけでもらえ、
⑥最後、型抜き遊びが終わったらそのまま食べました。
また、常連の子供はお店にあった練炭と鍋で自分で作り、固まりきらない状態のものをスプーンですくって食べたりもしました。(←もんもん旦那がこれ)
昔の韓国は家でも作る子供がいたそうで、料理が出来ないもんもん旦那でも、不思議なことに「カルメ焼きなんて作るの超簡単」ってシレ~っと言います。(もんもんは作ったことないから作れないんだよ!)
ちなみに、もんもん旦那が子供の頃、型抜きは舐めても大丈夫な店があったんですって。
「뽑기/ポッキ(型抜き)」を舐めるお話はこちらで↓
タルゴナを選ぶと、
①材料:いろんな色のブドウ糖と炭酸水素ナトリウム(重曹)で
②まさに日本でいう膨らまないカルメ焼きを作り
③お店や人によっては、固まらないうちに鉄板の上でぺったんこにして食べました。
この場合も、常連の子供はお店にあった練炭と鍋で自分で作り、固まりきらない状態のものをスプーンですくって食べる子もいました。
だから違いは?
作る工程②はまったく一緒ですが、タルゴナはポッキより少し柔らかく型抜きには適さなかったそうです。
また、材料が違います。ポッキは砂糖、タルゴナはブドウ糖。
同じ糖分ですが、別に何か入っているのか、味も微妙に違いました。ポッキはまさに日本のカルメ焼きと同じ味ですが、タルゴナは少し酸味のあるカルメ焼きの味だったそうです。
(酸味? カビてたんじゃない???ㅋㅋㅋ)
タルゴナの存在が消え、ポッキが薄れ、タルゴナの言葉がメインになった
①タルゴナが消える
昔のタルゴナは、ブドウ糖の中でも「함수결정포도당/Hydrated glucose/水和ブドウ糖」というものらしく、長期間常温に置くと、カビが生じ食べられない問題がありました。
そのせいで、その後、ポッキ販売業者が取り扱いを減らし、タルゴナは自然に市場から消えたそうです。
②ポッキする人が少なくなる
ポッキ「뽑기」とは、「뽑다(引き抜く、選ぶ)」の名詞。お菓子の「뽑기」だと「型抜き菓子」ということになります。
時代が流れ、日本と同様、韓国でも型抜きの遊びが少なくなっていきました。
③ポッキなのかタルゴナなのかあいまいになる。
①のようにブドウ糖を使う昔のタルゴナは消滅しましたが、ポッキ(型抜き)するしないにかかわらず、砂糖を使って作るポッキは残りました。
ただ、ポッキ(型抜き)しない場合、あえてポッキという言葉を使う必要もなく、お店や人々の間でポッキとタルゴナがあいまいになっていきます。
④昔のタルゴナが消滅しても、タルゴナという言葉は残り、若者と中年以上の年代とで話がかみ合わない光景が見られるようになる
そして、ブドウ糖を使うタルゴナは完全に消滅し、現代ではポッキ(型抜き)しない砂糖を使う菓子を「タルゴナ」と呼ぶようになりました。
そのせいで、世代や地方により、ポッキやタルゴナの認識の差があるため、韓国人でも混乱を招くシーンがあるそうです。
韓国人がよく利用するコミュニティ「ネイバーカフェ」では、

中年以上の人

若者

中年以上の人
あちゃちゃ~、これじゃ一生分かり合えないですね(><)
購入できるタルゴナは
日本で買えるタルゴナ
ネットや大久保の韓国広場で購入できるタルゴナは
「제이엘후드텍 수제 달고나(JLフードテイク 手作り カルメ焼き)」。
オリジナル味、コーヒー味、焼き芋味。
昔、練炭の上でカルメ焼きを作ってた光景がイラストになってます。小さなスペースで練炭を囲んで作ってたのですから、一酸化炭素中毒の問題もあったのでしょう。
今ではお祭り以外ほとんど見かけません。(ソウルでは日常的にやってる店もあるみたい)
原料:砂糖、水飴、炭酸水素ナトリウム(重曹)、味付けに他あり
昔のタルゴナで使用された「ブドウ糖」は入っていませんね。タルゴナだけど昔のタルゴナじゃないもの。わかりにくいですね(><)
ちなみに、オンラインや大久保以外に、最近お菓子専門店「二木の菓子」でも見かけました。
韓国ではタルゴナはたくさんの人に愛されている
韓国では本当にたくさんのタルゴナ商品が出ています。(クパン(쿠팡)より)
まだまだ載せきらないほど商品が存在しており、韓国人がカルメ焼きを日常的に好きなことがわかります。
ある韓国人に言わせると、左下3つ目の「[산과들에]추억의 달콤한 국민학교 달고나」が一番美味しいんですって。
また、右下一番端っこの「덕후네 맛있는 수제달고나」は「昔ながら」って文字があります。韓国に行けるようになったら、いろいろ食べ比べてみたいですね。
monmonみたいに、作るのが面倒な人はこれ!
手作りしたい方は、
砂糖を
こんな鍋で溶かし、
「炭酸水素ナトリウム(重曹)。韓国語では식소다だったり베이킹소다。」を入れて、膨らませればOK。
日本ではキレイに膨らませるプレッシャーがあったりするんですが、韓国の定番カルメ焼きはぺったんこなので、ぺったんこを作ろうと思えば気軽にできるかも
ディスカッション
コメント一覧
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