過去と未来の博物館 ~サムスンイノベーション博物館~

今や世界企業と言われるサムスン。
そんなサムスン電子の本社が水原市にあります。
水原市の税収入が良い理由が
・サムスン電子本社がある恩恵
・道庁がある恩恵
・空軍がある恩恵
・SK創業の地である恩恵
・現KT会長がサムスン電子技術総括社長だった過去がある水原市との縁(現在KTウィズプロ野球の本拠地が水原市)など
と、いくつか考えられますが、サムスンのような大企業があるからこそ、街も綺麗に整備され、華城観光施設にもお金をかけられ、観光客も楽しめ、サムスン社員も生活が便利になる好循環になっています。
水原市民にとって、とてもありがたいサムスンに、博物館があるので行ってみました。

삼성이노베이션뮤지엄/Samsung Innovation Museum(サムスン イノベーション ミュージアム)
所在地 : 京畿道 水原市 霊通区 三星路 129
      경기도 수원시 영통구 삼성로 129
      キョンギ道 スウォン市 ヨントン区 サムソンロ
アクセス : 盆唐線網浦駅(망포역)からタクシーorバス
       バスの場合、詳しい乗り方がホームページにあり
周辺観光地 : -
オフィシャルHP : www.samsunginnovationmuseum.com
営業時間 : 平日 10:00~18:00の間の開始時間が
          決まっている「ガイド付ツアー」での事前予約のみ
       土曜日 9:00~17:00の間の自由時間の
           自由入場&自由観覧、最終入場16:30
           ※ただし、内国民の為のツアーが土曜日にあり。
定休日 : 祝日、日曜日、勤労者の日、年末12/31、新正月、旧正月、秋夕
入場料 : 無料
TEL  : 031-200-3113
駐車場 : 有(無料)
予約HP : http://www.samsunginnovationmuseum.com/reserve/exhi/chooseType.do

ダウムの地図↑を見てもお分かりのように、青印のまわりは小さな道がありません。
これ、サムスンデジタルシティといって、サムスンの敷地なので、公道がないからなんです。

私たちは、平日予約を予約HPで事前申し込みし、当日はマイカーでGO!
ナビを使って行ったんですが、道が広いし、駐車場もいろいろあって、悩んじゃいました(><)
これだろうと入ったゲートでは、バーが閉められ・・・。
張り紙を見ると「博物館見学者はボタンを押してその旨伝えて下さい」とある。
アタフタしてる間にバーが開き・・・。
韓国人が張り紙通りのことをスムーズにやるわけもないから、きっとバーを管理人が適当に対応してくれてるんでしょう。

駐車場の中に入っても広くて困りました。
「博物館見学者は●階へ」「博物館見学者はあちらへ」ってあるんだけど誘導が少ないし、あまりにも駐車場が広すぎて、またアタフタ。
結局は「面倒くさい、この辺でいいや」って思い、適当に停めました
本当は、誘導してくれるところが一番施設の入口に近くて便利なんですが、それが面倒な人は私みたいにどこに停めてもいいみたいです。

さて、サムスン電子の建物に入ります!

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駐車場からの入口  サムスンで働く人が行ったり来たりしていました

博物館の英語名は、Samsung Innovation Museum、通称SIM。
格安SIMのSIMじゃないんですよね、最初あれ~?って思っちゃいました
館内はSIMという文字をたどって歩きましょ~。

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サムスン博物館  とてもきれいです
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サムスンデジタルシティ全体図
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サムスン電子は、早稲田大学政治経済学部を中退した李秉喆 (イ・ビョンチョル)さんが、1969年1月創業。
現在、本社はここ「水原市霊通区」なんですが、 「ソウル瑞草区」の江南駅近くにあるサムスンタウンだと思ってる韓国人も多いんですって。
韓国wikipediaを見ても、本社が「水原市」「ソウル市」両方がのってます。
2016年にソウルからサポート部門が移動してきたんですが、風水的に水原本社が良くないらしく、ソウルの住所を残してるみたいです。

この「サムスンシティ」と名付けられた1,695,000㎡
の広大な土地には、128施設があり、スタッフ30万人(2017年数値)が勤務し、大きな利益を生み出す場所となっています。
アップル(約14万人)、Google(約10万人)、ソニー(約14万人)より断然多いスタッフ数が働いてることになるそう。

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サムスン博物館からみた景色 デジタルシティの一部。西新宿みたいですね。

また、水原市の北部には、成均館大学水原キャンパスがあるんですが、サムスングループが運営するこの成均館大学には、ギャラクシーなどの最新電化製品が常に納品されるんですって。
サムスンと成均館大学に接点があったなんて知らなかった~。

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サムスン博物館からみた景色
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セキュリティゲートもしっかり。 荷物検査機もありますっ

さて、ツアーの人は受付で名前を言って、時間まで待機します。
今回、事前予約のおかげか、ガイドさんが日本語ペラペラでした。
受付のお姉さんが「日本人の客に合わせて、今日のガイドは日本人です」って言ってたから、日本人に帰化した方なのかな?

日本語めちゃ上手なカッコいい男性ガイドさんに連れられて、ツアー開始です☆
参加者は20人ほど。私たち以外は全部韓国人でした。

さて、エジソンが実際つくったフィラメントランプとかが置いてあったのですが、最初写真を撮っていいのかわからなくて、撮れませんでした(><)
すごーく昔の洗濯機や冷蔵庫も。
動画は撮っちゃダメなんですが、写真は全然OKみたいなので、行かれる方は最初から撮っちゃってくださいね!(私みたいな失敗しないでね)

そして、写真をテレビのコーナー付近から撮れることを知りました(TT)

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テレビのコーナー

ガイドさん、楽しく親切に韓国語で教えてくれます。
私のレベルでも50%はわかる感じだったので、優しい韓国語を選んでくれてたのかも☆
ガイドさんいわく、「日本語でも説明したかったんですが、他のお客様がいらっしゃるので・・・」
そうですよね、ずーっと説明して下さるからこそ、わざわざ私1人の為に別言語でもう一度言い直すなんて、可哀そう。気にして下さるだけありがたいです

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テレビのコーナー.

三洋やソニーのテレビが何気にたくさんありました。
調べてみたら、サムスンって
1969年12月 サムスン-三洋電機設立
1970年1月 サムスンNEC設立
2004年4月 S-LCD(サムスンとソニーの合併会社)を設立
とかだし、創業者は早稲田大学だし、親日感があり過ぎ。

日本をライバル視してきたサムスンですが、日本が好きだからこそ、近づきたい・追い越したいって気持ちが強かったんですね。

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テレビのコーナー

大画面テレビ。こんなのが庶民の家にも普及する日がくるんでしょうか。

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携帯電話機のコーナー
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携帯電話機のコーナー
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体験コーナー

手前のパネルに専用ペンで字を書き、ボタンを押すと、目の前の球体に字が書きだされるシステム。
宇宙感があって、ステキでした。

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自社製品体験コーナー

そして、サムスン製品体験コーナーには、様々な製品が体験できるよう商品が置いてありました。

その中で、優しいガイドさんが操作してくれたのが、ギャラクシー9の自分の似顔絵が作成できるツール。

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ギャラクシー9
あっという間に、自分の顔のスタンプが出来上がりました。
私はメガネをかけてなかったのですが、勝手にメガネ付になっちゃった。少し複雑(><)
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IoT体験

スマホで、音楽を再生したり、照明を付けたりできる今はやりのIoT体験や、

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最新テレビの背面

テレビと1本のケーブルだけで、電源も情報もつながる光ケーブルや

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最新冷蔵庫

最新の画面の大きい冷蔵庫まで。
大型スーパー「イーマート」でネットショッピングできる画面が体験できました。

体験コーナーが終わったら、ツアーはお終い。
カッコいいガイドさんともお別れです(TT)

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博物館 出口にはたくさんの充電ケーブルがいっぱい

出口にはスマホの充電ケーブルがいっぱいありました。
写真を撮りまくり、電池が無くなった客のために、サムスンが用意してくれてるんですね。

平日のガイド付でいろいろ説明があるのも楽しいですが、ゆっくり歩きたい人には土曜日の自由観覧がおすすめです。
個人的には、写真が撮れなかった最初の階(エジソンの物や昔の洗濯機があったところ)がロマンを感じて一番楽しかった
それにしても、これで完全無料なんて、ありがたい施設でした☆