イ・サンの親孝行愛と民への愛が感じられるお料理の展示

教育施設として建てられた水原伝統文化館は最近ずっと小さな展示が何かしらやっています。

2019.1.5に訪問したら、イ・サンの母の還暦祝いの食事が飾ってありました。
実は、この還暦祝いの食事は、華城行宮でも飾ってあるのですが、ガラス越しだし大きいしでなんか見にくいんです。だから、ここのこじんまりとした展示も悪くありませんでした

수원전통문화관 전시/スウォンジョントンムナグァン(水原伝統文化館 展示)
所在地 : 京畿道 水原市 八達区 長安洞 17-5
      경기도 수원시 팔달구 장안동 17-5
      キョンギ道 スウォン市 パルタル区 チャンアンドン
アクセス : 水原駅(수원역)からタクシー
       華城行宮から徒歩
周辺観光施設 : 華西門・長安門・華城行宮・華城博物館・工房通り・八達区庁・
         羅蕙錫(ナヘソク)生家跡&記念碑
オフィシャルHP : www.swcf.or.kr/?goPage=2850&tap=1
展示日時  : 10:00~17:00
定休日   : 月曜日
TEL    : 031-247-3763
駐車場   : 近隣に市営駐車場あり(有料)

 

華城行宮と長安門の間にあり、入場料も無料なので、気軽についでに寄れる施設です。

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今回はこの建物↓で展示をしていました。さぁ、入ってみましょう。写真

中は小さな展示室。誰もいなくて貸し切り状態でした。

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展示紹介。ここは正祖大王が直接料理を指示し母に捧げた献立を通して、親孝行と百姓に向けた愛民精神を確認できる展示です。
儀軌とは、国でのイベントや儀式を行う時、その過程を記録しておく本。園幸乙卯整理儀軌には、1795年(正祖19年)正祖大王が母と父の墓に参拝し、華城行宮で母の還暦祝いをした記録が残っている。

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1975年2月13日朝早く奉壽堂で惠慶宮の還暦祝いを行った。礼儀の手順に沿って惠慶宮が入ってくると、王を始め参加した者は礼をし、儀式を進めた。王が酒グラスを掲げ、舞や音楽が披露され、惠慶宮へ70皿の料理(晝茶小盤果)と12皿の料理(小別味床)が捧げられた。

晝茶小盤果↓

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今見ても、すごく豪華な料理たちですね。
こんなのを宮廷料理レストランで食べたら、いくらするんでしょ~。

 

写真1975年2月9日の午前10時の惠慶宮の朝ごはん「朝水刺」。13皿を2つの膳を用意した。↓

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写真正祖大王は、洛南軒で老人たちに料理をふるまう養老宴を行った。ここで出された料理は、豆腐スープ、肉、黒豆煮、梨、干し柿など、老人に配慮した柔らかい食べ物。正祖大王は老人と同じ料理を口にし、身分の違いを表さなかった。↓

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韓国の黒豆煮って、日本と違って甘さ控えめで固めで、私は好きです^^
イ・サンが口にした質素な食べ物が、こんなふうに見れるのって、ちょっと楽しい☆

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そして昔の小物も並んでました。

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水原伝統文化館の敷地の中には、拷問セットや、昔の遊びセットも置いてありました。

大した施設じゃないけど、いつも何かしら新しい発見をくれる施設です☆