40年前から変わらない味のマッククスが人気の昔ながらのお店　　～春川メミルマッククス～

2019年3月9日

最近、９０年以上の歴史を持つ富国園に行った帰り、古そうなお店の並びを見つけました。
４年前に移住した時は「水原ってこんな景色なんだぁ」ってスルーしてたお店。
でも最近よくよく見てみると、水原の中でもちょっとタイムスリップしたような佇まいなんですよね。
調べると営業してるみたいなので、旦那を説得して行ってみました。

旧水原市庁の裏にある平屋建ての崩れそうなお店「春川メミルマッククス」。
水原駅と水原華城をつなぐ 昔栄えたメイン通りに位置し、40年以上の歴史があるお店です。

春川といえば、冬ソナで有名なところですが、マッククスはタッカルビと並ぶ春川の郷土料理。
ここは、誰かのブログでは水原３大マッククス店の一つになるそうです。

ただ、近寄っても営業してるのか潰れてるのか わからないんです
「右のドアが開かないよ（TT）」ってやってたら、左のドアから人が出てきた！！！
左のドアから入りましょう～。

入ると、入り口におばあちゃんがデンっと座ってました。
ずっとお金を数えて、挨拶しない。でも何人かだけ聞く。私たちは「２名」と答える。するとおばちゃんが奥に向かって２名と叫ぶ。不思議なおばあちゃん（><）

メニューはマッククス１つだけ！！！
막국수/マッククス　₩7,000（※３月４日から）
사리/替え玉　₩4,000（※３月４日から）
昔はカルグクスもやってたようなのですが、今はやっていません。

そして、今どき珍しく現金のみ。カード払いは不可能です。

注文を取りにこないので、「マッククス２つ」と言ったのですが、おじちゃんは上の空のような返事。
この時はわからなかったのですが、メニューがマッククスだけなので、人数だけで注文したことにもなるんですね。

おじちゃんが、時代を感じるストーブで、飲み物「麵水」をくんできてくれました。

右：マッククス用のいろいろな調味料。
左：ミョンス（면수/麵水）

ミョンス、これ、初めて飲みました！
最初出てきた時「これ、スンニュン（숭늉/飯釜の湯）？？？」って思ったんですが、スンニュンとは結構味が違うんです。
糊のような味ではなく、日本の甘酒の甘くない感じ。甘酒のどろどろ感が好きなのに、甘すぎる味が苦手な私にとって、なんか平和で美味しい～。
正体は、麵を茹でた水なんですって。
メミルのお店（マッククスや冷麺）では良く出るらしいんですが、「甘酒みたい」って感じたお店は初めてでした。

時代を感じる厨房で一生懸命おじさんが作ってくれます。

さぁ、出てきました！

マッククス　₩6,000×２個　（３月２日に行ったので値上がり前）

ソースが少なめなので、少なく感じる人は、脇にある調味料を入れましょう。
ハサミで麵を切って、混ぜて、キムチや大根の甘酢漬けと一緒に食べればOK。

ソースが甘辛！
最近のマッククスは激辛で、私はそんなマッククスが食べれません。でも、ここはあまり辛くないんです。少し砂糖がジャリジャリする感じがしますが、私には辛すぎず すごく口に合いました

旦那曰く、昔のマッククスはそんなに激辛じゃなかったらしく、この店は昔ながらの味を楽しめる店みたいです。
だから、次から次へと客足が途絶えないんですね。建物が潰れそうなお店なのにㅋㅋㅋ

最後は、やかんの中に入ってるユクス（육수/だし汁）を入れて食べるのがお薦めらしいです。
韓国人にはこの方法、すごく好評なんですが、ゴマ油の香りが強すぎて私には苦手でした

旦那は「甘すぎるから普通」という評価でしたが、私はこのお店のマッククスを食べてマッククスが好きになっちゃいました。昔ながらのマッククス、また食べに行きたいな☆