ハルモニのお葬式3日目(5/1)

身内の死を話題にするのは不謹慎な行為ですが、「体験したことを記録することで、何年経過しても故人といた最後のシーンを思い出し、故人の冥福を祈ることが出来る。一番悲しいことは忘れ去られてしまうこと。」と思っています。この考えに反対しない方だけ読んでいただければありがたいです。


 

おはようございます。ハルモニのお葬式3日目です。
この日も、病院の葬儀場で7:00起床。前夜、義兄夫婦とAM3:00まで呑んでたので、起きるのがツラい~写真今日の朝ご飯は、私の好きなプゴクッ(干しタラスープ/북어국) だというので、食欲が無かったのですが、無理やり食べました。
プゴクッは、日本では美容に良いスープだと言われていますが、韓国では二日酔いの時に食べるヘジャンクッ(해장국)の一つ。干しタラが惜しげもなく入ってて、美味しかったです☆ 辛く無いので日本人の口に絶対あう食べ物ですよね^^

さぁ、今日は病院の葬儀場から火葬場へ向かう最終日です。

「출관예절/チュルクァンイエジョル(出館礼節、故人が火葬場に向かう式)8:30」をする為に、7:30から教会の人が唄いはじめました。2日目は30名くらい来ましたが、3日目は早朝だからか15名に人数が減っていました。

唄い終わると、みんなで昨日ミサをした「ミサ室」へ。神父さん無しで昨日より短い歌を歌い、外に出ると、マイクロバスが用意されていて・・・
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棺を荷物置き場に!!!

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ハラボジの時もそうだったんですが、足元に遺体を置くって、いつ見ても日本人にはショックが大きすぎ(TT)

もちろん、日本と同じような霊柩車を利用する人もいるのですが、うちはいつもマイクロバスです。教会の人と一緒に火葬場に行く為、バスじゃないと対応できないんですよね。また、バスを先導する乗用車で遺影と位牌を運ぶ形式もあるみたいですが、うちらはバスの右先頭の席に遺影と位牌の担当者が座りました。

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移動中、ハラボジの時は1時間くらい乗っていた為、みかんなどが配られました。今回は、ヤンジェ(양재)エリアなので、15分くらいで到着しちゃいました。

着いたのは、「서울추모공원(ソウルジュモコンウォン/ソウル追慕公園)」。

 チョンゲ山(청계산)のふもとにある自然公園の一角にある広い火葬場。

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喪主が受付すると、病院のミスが発覚!
住所のところに住民番号が記載されちゃってるみたいで、受付出来ないんですって(><)
すぐ病院に連絡を取り、バタバタしながらなんとかなったみたいですが、予想外のトラブルに喪主がアタフタしちゃってました

どうにかこうにか受付すると、受付から故人を火葬場所に移すまで1時間の待機。

写真↑向こうの窓奥が火葬場所。

火葬が始まると、待機室で待機です。写真   写真

待機室にもモニターがあり、現在の状況が確認できました。

部屋に入ると、教会の人達の歌が始まりました。写真

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そして、ここもwifi完備。
待機室ごとにあるみたいです。
こういうところは、日本も見習ってほしいな。

 

火葬終了時間が近づくと、みんなで火葬場所へ。
呼ばれると、既に窓の奥には、骨がありました。
みんなが部屋に入ったのを確認すると、中のスタッフが骨をまとめて粉砕機へ。
あっという間に骨が粉砕され、用意した遺骨入れ(桐の箱)に紙に包んで入れられました。
うちはお墓が無く、散骨です。ハラボジの時は、火葬場の丘に散骨場所があり、ザ~と骨を捨てた入れたのですが、ここの火葬場にはそれが無いので、お持ち帰りらしいです。

 

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カフェエリアには、骨壺がずらりと。お値段は₩5万~₩35万(約¥5,000~¥35,000)ほど。韓国伝統の螺鈿をあしらった骨壺もありました。

また、マイクロバスに乗り病院へ帰り、3日間のお葬式が終了しました。
ヘアピンの白いリボンはいつまでつけるのか叔母に聞くと、「もうしなくていい。私は既に捨てちゃった」とのこと。現代は何日もやらないようです。

故人の冥福をお祈りします。