一人カムジャタンをしたい時はピョヘジャンクッを注文すればOK

韓国に来る前の私は、ヘジャンクッ(해장국)といえば血の塊が入ったスープだと思ってました。
でもファンテヘジャンクッ(황태해장국)もあるし、ピョヘンジャンクッ(뼈해장국)もあるし。

今日は、私たちがひいきにしてるカムジャタン屋(ピョヘジャンクッ)さんのお話。

서울감자탕해장국/ソウルカムジャタンヘジャンクッ
所在地 : 京畿道 水原市 霊通区 二儀洞 1275-8
      경기도 수원시 영통구 이의동 1275-8
      キョンギ道 スウォン市 ヨントン区 イウィドン
アクセス : 新盆唐線光教駅(광교역)から徒歩
周辺観光施設 : 京畿大学・水原博物館
オフィシャルHP : ?
営業時間  : 10:00 ~ 24:00
定休日   : ?
TEL    : 031-213-2002
駐車場   : 有(地下駐車場)

 

以前、「トゥリマッカムジャタン(두리맛감자탕)」だったお店。
「ソウルカムジャタンヘジャンクッ(서울감자탕해장국)」はオフィシャルHPが出て来なくて、チェーン店かどうか不明。

ここをひいきにしてる理由は3つ。
1.おじさん店員(いつもいるからオーナーかも)の接客が良い
2.味が普通に美味しい
3.テーブル席があり、24時までOK。

カムジャタン屋って、座敷のお店が多いんですよね

写真

 

写真

写真

 

写真

 

カムジャタンのお店ってソウルの名がついてるお店が多いのですが、ソウルにある市場たち(내자시장、광장시장、동대문시장等)でジャガイモを茹でたスープが始まりだからなんですって。

写真

写真

まずは、カムジャタン。
うちらが注文したのは、ムグンジカムジャタン(묵은지감자탕)小 ₩30,000。

ムグンジというキムチが入ってるので、キムチ味のカムジャタン。
私は普通のカムジャタンが好きだけど、キムチチゲみたいでこれもアリかも、美味しいです☆

ジャガイモはっていうと、やっぱりここも少な目の4切れ。
新大久保だったら、肉は殆ど無くてジャガイモばっかりなのに、韓国は違うんですよね。  写真

写真

 

お次は、ムグンジピョヘンジャンクッ(묵은지 뼈해장국) ₩9,000。 写真
値段が安い分 一人前サイズ、そしてジャガイモが無いんですが、ご飯付☆
味は・・・ムグンジカムジャタン(묵은지감자탕)と一緒じゃんかーーー!

そして、次は、ピョヘンジャンクッ(뼈해장국) ₩8,000。 写真ムグンジが入ってなくて、エゴマの粉が多いくらいで、味は一緒だーーーー!

他のカムジャタンのお店にも行ってみて、初めて知りました。
●カムジャタン・・・ジャガイモちょっと入りの複数人向け
●ピョヘンジャンクッ・・・ジャガイモ無しの1人前
味は一緒!なんですね(><)

そっか、一人カムジャタンをしたい時は、ピョヘンジャンクッを食べろってことかぁ

写真
カムジャタンには、「カムジャタンと言いながらじゃがいも(カムジャ)が少ない」という不思議があります。
「カムジャとは豚肉の部位の名だから、カムジャタンは豚肉鍋であって、じゃがいも鍋じゃない為じゃがいもが少ない」だと節が流れてますが、なんかデマらしいです。
韓国版wiki(나무위키)によると、ドラマにもなった漫画「 食客 」ではあえて結論が出ておらず、また文化日報では「畜産の専門家たちもカムジャという名の豚骨はない」という記事を出し、標準語はもちろん、豚の背骨や豚、肉、骨を意味する方言としても「カムジャ」という言葉が存在しないそうです。

肉が貴重な時代に、食べにくい部位の少し残った肉と骨を活用するため、ジャガイモを一緒に入れて煮て食べた料理をカムジャタンと呼び始めましたが、肉がありふれていくうちに、客の好みに応じて肉が多くなったという説が一般的に認められてるんですって。
実際、韓国人はじゃがいもを残しちゃうそう、勿体ない~

ということは、新大久保で出されるカムジャタンは昔ながらのもので、韓国で食べれるカムジャタンは現代人に沿った進化版になるんですね☆
あ~、なんかすっきしました^^