嫌韓さんが来たら発狂しそうな地図博物館

水原市には「地図博物館」というものがあります。
学生の学びのためにつくったと思われるこの施設は、韓国の教育現場を垣間見た気がしました。

지도박물관/チドパンムルグァン(地図博物館)
所在地 : 京畿道 水原市 霊通区 ワールドカップ路92
      경기도 수원시 영통구 월드컵로 92
      キョンギ道 スウォン市 ヨントン区 ワールドカップロ
アクセス : 新盆唐線光教中央駅(광교중앙역)からタクシー
周辺観光地 : 亜洲大通り亜洲大学病院
オフィシャルHP : http://museum.ngii.go.kr/map
営業時間  : 10:00~17:00(昼休み12:00~13:00)
定休日   : 新正月、旧正月、秋夕
TEL    : 031-244-2733
駐車場   : 有(無料)

 

水原地方裁判所の近くにある国土地理情報院の付帯設備「地図博物館」。
「昔の先祖たちの知恵と世界観が反映されている古地図を通じ、地図の意味と美しさを感じる場所」とうたっているこの施設は、国土地理情報院の建物の奥にひっそりとありました。
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平日の夕方に行ってみました。
一人「地図博物館」へむかうと、すれ違う職員に不思議そうに見られます。
あまり大人が一人で行く場所じゃなさそうです(><)

入り口には、受付のおじさんがポツンと。
「何しに来たの?」と聞かれ、「地図博物館ですよね?」と聞き返すと、「うん、あっちから」と。

完全無料の施設ですが、人の出入りはちゃんと監視してるようです。

まずは、韓国で昔の地図といえばこれしか出てこないくらい有名な地図「김정호 대동여지도(キムジョンホ氏のテドンヨ地図/大東輿地図)」がどど~んと!
19世紀に、歩いて朝鮮の地図を描いたこの人の地図は精度が良く、韓国を代表する古地図らしいです。

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古い地図がいっぱい飾ってあります。
ソウルは昔から都なので探しやすいのですが、水原は田舎すぎて見つけにくいっ。

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写真↑昔のソウル、清渓川や景福宮昌徳宮が確認できますね。
こう見ると、昔のソウルも今の水原みたいに、城壁でぐるっと囲まれてたのがわかります。
そっか、だからドラマとかでソウルの城壁が時々出るんだぁ。

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そして、日本海(韓国名:東海)について、海外の某地図では「コリア海」と表記されてるとか、日本人の地図には「朝鮮海と日本海」と表記されてるとか、海の名に対してのテーマが続き、進むにつれ、説明があることに集中していきます。
そのあることとは・・・

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竹島(韓国名:独島)!
「独島は昔から韓国の領土」という地図がヅラヅラと・・・
私個人的には「どうせ日本が支配できてない土地だし、両国が歩みよれる方法が独島なら、日本がカッコよく譲っちゃえばいいのに」と思ってるので、この展示物を見て最初は「やっぱり独島の話は韓国人にとって重要なんだなぁ」って思う程度でした。
でも、あまりにもそんな説明が続くので、ちょっと肩身が狭くなりました(><)

独島の地図が終わったら、地図を作る道具の展示品のコーナーへ。
キレイに並べられ、初めてみる道具ばかりで、少しだけテンションUP☆

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奥へ進むと、また独島です
現状の独島を事細かく説明しており、観光地にもなりそうなこんなキレイな景色↓の紹介もありました。
どうせなら、軍だけの管理だけじゃなく、韓国の一般市民が気軽に行ける観光地にしちゃえばいいのに。

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そして、さらに奥に進むと、KBS水原センターで見たクロマキー室の小さいコーナーがありました。

なにかなぁって覗いてみると、独島を背景に合成写真が撮れる場所でした。

ここまでくると、独島!独島!!独島!!!のコーナーばかりで、もう笑いしか出てきません

完全無料のこの博物館。
国立中央博物館で見た光景みたいに、平日の昼間は小学生が見学に来て、プリント用紙片手に展示物を見ながら問題を解いていくんでしょうね。
こうやって小さな頃から「独島は韓国の領土」って教え込んでいるんですね。

どうせなら地図博物館じゃなくて、独島博物館にしちゃえば良いのに。

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最後に、国土地理情報院が作った本が展示されてました。
自由に触って良いこの本は、いろいろな統計や地域別情報がのってました。

↓インターネット利用別変化推移や韓国内の世界遺産など。多種多様な情報、ちょっとおもしろかったです。

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受付のおじさんに挨拶し建物を出ると、キムジョンホ氏の銅像が水原市を見てました。
この頃は、独島の問題なんて気にせず地図が書けたんだろうなぁって思うと、なんか人間の欲望を切なく感じちゃいました。

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国土地理情報院があるので、地図上の基点がいっぱい。

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最後に、国土地理情報院の建物を見て、地図博物館を後にします。
なんか独島のせいで、モヤモヤした気分で帰った日でした。


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